『まさかの話』の5人家族でハロウィン話、をアップしました。カウントしていったら、番外編の6になります。うわぁ、そんなに書いたんだ…
注意書きをつけたり、トップを書き換えたりしていたら案外手間取り、「2008年ハロウィン話」のコーナーはその3しか繋がってません…トッキュー!でペ/ッ/ト/セ/マ/タ/リ/ーの方は、また後日…(ばったり)
注意書きをつけたり、トップを書き換えたりしていたら案外手間取り、「2008年ハロウィン話」のコーナーはその3しか繋がってません…トッキュー!でペ/ッ/ト/セ/マ/タ/リ/ーの方は、また後日…(ばったり)
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ハロウィン連載、第1話の6回目です。1話はこれで終わりです。
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嶋本は一歩下がって、真田から離れながら立ち上がった。
「オレ、人間に紛れて生きてくことしか考えてなかった…何とかなるだろうって安直に思ってた。でもダメだ。オレに関わった人間の方があぶないんだよな。すげえ無責任だった」
「嶋本、ちょっと待て」
「早めに気づかせてもらって助かった。ありがとう…ありがとうございました、真田先輩」
腰を直角に曲げて礼をすると、真田の手をかわして、嶋本は走って行ってしまった。
すぐに追いかけたかったが、そこまでの体力は回復していなかった。
あっという間に視界から消えてしまった小さな背中を思う。
今の話をすべて信じるかどうかはともかく、嶋本が苦しんで、大学を辞めるという結論をだしたことは確かだ。
嶋本の人生は嶋本のものだ。他人が口を挟む筋合いはない。
だがこのまま嶋本の退学を見送ってしまえばきっと、音信すらすぐに途絶えてしまうだろう。
(―――それは嫌だ)
そんな事態は看過できない…絶対に。
身体の様子を確認しながら、ゆっくり立ち上がる。少しふらつきが残るが、ほかには特に異常は感じられない。
何をどう話せば、嶋本を引き留められるのか。
寮に戻りながら、真田は懸命にその方法を考えていた。
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2話に入る前に、明日は『まさかの話』の5人家族でハロウィン話、の予定です…
ハロウィン連載、第1話の5回目です。あと1回で1話は終わり。とりあえず全3話くらいになりそうです。
でも突発で思いついちゃった(…またか)5人家族のハロウィンも書きたいな…! ま、こっちはできたら…の話ですが。
でも突発で思いついちゃった(…またか)5人家族のハロウィンも書きたいな…! ま、こっちはできたら…の話ですが。
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「決心ついた…つーか、しなきゃな」
「嶋本?」
「辞めるわ、ガッコ…ていうか、辞めなきゃあぶない」
「嶋本!」
真田の腕を振り払った嶋本が、奇妙に歪んだ笑みで真田を見下ろす。
「先輩、今自分が死にかけたってわかってる?」
「それはお前だろう」
「オレは…自分で心臓止められるの。人間じゃねぇから」
「人間じゃないと保/大に入れないぞ」
「あ~、普通の健康診断くらいなら引っかからないみたいだけど。でも遺伝子とか調べたら違うかもな…怖えから献血とかしたことないし」
「保/大に入れて、オレに勝てない程度なら、人間と大差ないだろう」
「あんたな…」
毒気を抜かれたような嶋本だったが、少し間を置いて首を振る。
「やっぱダメだろ…コントロールできねえから」
「何が」
「…吸血鬼の力だよ―――つってもホントに血を吸うわけじゃなくて、エネルギーを吸ってるんだけどな。でもオレは相手が死なない程度に加減して吸うことができねえから…燃費悪ィけど、食って補ってた。それでもちょっと足りなかったから、心臓止めて節約してた。そこを急に触られたから、あんたのエネルギー吸っちまった…さっき身体の力、抜けただろ」
「ああ」
「吸いすぎたの戻せたの、あんたが初めて。よかった…あんたを殺さなくて」
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1話が終わっただけで、ハロウィンが来てしまいますね…(苦笑)
ハロウィンまでには絶対に終わらない(汗)ハロウィン連載、第1話の4回目です。またか…
だるさは多少あるものの、さっきまでとは比べ物にならないほど身体が動き、嶋本を膝立ちの状態で引き留めるのに成功する。
「大丈夫か?」
真田の問いかけに嶋本は唖然としたように
「…それはあんたの方だろ」
と呟いた。
「オレは心肺停止したわけじゃない…嶋本、何か持病でもあるのか。精密検査を受けた方がいい」
「いらねぇよ」
「命に関わることだから言ってるんだ」
「…原因、わかってっから」
「だったら何故治さない。心臓が止まるなど、ただ事じゃない。卒業したらオレ達は海上保安官だ。現場によっては、お前に何かあれば、お前の仲間も危険にさらされるんだぞ」
身体に異常があるなら完治させろ―――その思いで言った言葉は、嶋本には別の方向に作用したようだった。
「…そうだよな…オレだけの問題じゃねぇよな…」
茫洋とした口振りは、あまりいい感じがしない。
…続きはまた明日。
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だるさは多少あるものの、さっきまでとは比べ物にならないほど身体が動き、嶋本を膝立ちの状態で引き留めるのに成功する。
「大丈夫か?」
真田の問いかけに嶋本は唖然としたように
「…それはあんたの方だろ」
と呟いた。
「オレは心肺停止したわけじゃない…嶋本、何か持病でもあるのか。精密検査を受けた方がいい」
「いらねぇよ」
「命に関わることだから言ってるんだ」
「…原因、わかってっから」
「だったら何故治さない。心臓が止まるなど、ただ事じゃない。卒業したらオレ達は海上保安官だ。現場によっては、お前に何かあれば、お前の仲間も危険にさらされるんだぞ」
身体に異常があるなら完治させろ―――その思いで言った言葉は、嶋本には別の方向に作用したようだった。
「…そうだよな…オレだけの問題じゃねぇよな…」
茫洋とした口振りは、あまりいい感じがしない。
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…続きはまた明日。
シマの口調をつい、関西弁にしたくなる…今はヤンシマなんだってば(苦笑)
ハロウィン連載、第1話の3回目です。
ハロウィン連載、第1話の3回目です。
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(意識が戻ったのか…!)
ぼんやりと真田を見ていた嶋本の目が不意に見開かれ、意思を持って真田を見返す。
ドン、と衝撃があった。横向きになった視界に、突き飛ばされて地面に転がった自分を知る。
「何で…あんたがいんだよ!」
上半身を起こして呟く嶋本の声はひび割れていて、ひどく痛々しい。
とはいえ、その動作に先ほどまで心肺停止していた影響は感じられない。そのことに安堵しつつもひどく身体が重く、嶋本に声をかけられず。
そんな真田の様子に気づいた嶋本が、弾かれたような勢いで側に寄ってきた。
息の荒い真田の胸に両手を置いて呻く。
「ちっくしょ…何でだよ…戻れ、戻れよ!」
それから嶋本は不意に身をかがめた。
至近距離で嶋本と目があい、真田は互いの唇が重ねられていることに気づく。人工呼吸とは違って、ただ重なるだけの口付けは何故かひどく熱い。
(燃えそうだ…)
ひどく長いような、あるいは一瞬のような時間の後、嶋本の顔が遠ざかる。今にも泣きそうなその表情に、咄嗟に手を伸ばした。
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…続きはまた明日。
連載を見切り発車したのは、いつものことながら思った以上に話が長くなりそうだからです…
ま、ハロウィン連載と銘打ったのは、ハロウィン→西洋風オバケ→吸血鬼と連想したのが妄想のきっかけだった為ですが(苦笑)
では、連載第1話の2回目。
(誰も気づかなかったのか?)
大股に嶋本に歩みよる。
「嶋本、起きろ」
揺り起こそうと触れた身体は雨に濡れて、ヒヤリと冷たい。
「嶋本」
もう一度揺さぶり、そのあまりの反応のなさに、もしやと頸動脈に手を当てる。
「嶋本!」
耳元で呼んでもぴくりとも動かない。
心肺蘇生の実習は経験したが、実践は初めてだ。ましてその相手が嶋本だとは…
呼吸と心拍の停止を確認し、心臓マッサージと人工呼吸を実施する。
違和感を感じたのは3サイクル目の人工呼吸の時だ。心肺蘇生が案外体力を消耗する行為であることは知っているが、この短時間で真田がこんなに消耗するのは異常だ。
ひどい脱力感とめまい―――この付近には有毒ガスでもたまっているのだろうか。ならばこの場所をまず離れなければ…嶋本を連れて。
嶋本の上に倒れ込まないよう地面に手をついた真田は、いつの間にか己の肩を支えている他人の――嶋本以外にない――手に気づいた。
はっとした瞬間、嶋本の目蓋が薄く開くのが見えた。
心肺蘇生時の方法も時代により移り変わりがあって…調べてたら勉強になります。
ま、ハロウィン連載と銘打ったのは、ハロウィン→西洋風オバケ→吸血鬼と連想したのが妄想のきっかけだった為ですが(苦笑)
では、連載第1話の2回目。
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(誰も気づかなかったのか?)
大股に嶋本に歩みよる。
「嶋本、起きろ」
揺り起こそうと触れた身体は雨に濡れて、ヒヤリと冷たい。
「嶋本」
もう一度揺さぶり、そのあまりの反応のなさに、もしやと頸動脈に手を当てる。
「嶋本!」
耳元で呼んでもぴくりとも動かない。
心肺蘇生の実習は経験したが、実践は初めてだ。ましてその相手が嶋本だとは…
呼吸と心拍の停止を確認し、心臓マッサージと人工呼吸を実施する。
違和感を感じたのは3サイクル目の人工呼吸の時だ。心肺蘇生が案外体力を消耗する行為であることは知っているが、この短時間で真田がこんなに消耗するのは異常だ。
ひどい脱力感とめまい―――この付近には有毒ガスでもたまっているのだろうか。ならばこの場所をまず離れなければ…嶋本を連れて。
嶋本の上に倒れ込まないよう地面に手をついた真田は、いつの間にか己の肩を支えている他人の――嶋本以外にない――手に気づいた。
はっとした瞬間、嶋本の目蓋が薄く開くのが見えた。
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心肺蘇生時の方法も時代により移り変わりがあって…調べてたら勉強になります。
ハロウィン連載、始めることにしました。いつものことながら、見切り発車(苦笑)
ま、ぼちぼちといきますので、よろしければおつきあい下さいませ(ぺこり)
その休日、校内の芝生に転がる嶋本を見つけたのは偶然だ。
どこからともなく現れて勝負を挑んでくる小柄な姿を今日は見ないと思っていた。
(休養日か?)
真田の都合など斟酌せずやって来る彼を友人の伊藤は豆台風などと呼んでいるが、慣れてしまえば嶋本との勝負は日常の一環で、彼を見ない日は物足りない気さえする。
今日は勝負はなしか。そう思って通り過ぎ。
数時間後に同じ場所を通りかかった時、そちらを見たのも偶然だ。まさか数時間前と同じ姿勢の嶋本を見つけるなど。
人通りが少ない場所ではあるが、合間には雨も降ったというのに。
…続きはまた明日…にできれば(苦笑)
ま、ぼちぼちといきますので、よろしければおつきあい下さいませ(ぺこり)
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その休日、校内の芝生に転がる嶋本を見つけたのは偶然だ。
どこからともなく現れて勝負を挑んでくる小柄な姿を今日は見ないと思っていた。
(休養日か?)
真田の都合など斟酌せずやって来る彼を友人の伊藤は豆台風などと呼んでいるが、慣れてしまえば嶋本との勝負は日常の一環で、彼を見ない日は物足りない気さえする。
今日は勝負はなしか。そう思って通り過ぎ。
数時間後に同じ場所を通りかかった時、そちらを見たのも偶然だ。まさか数時間前と同じ姿勢の嶋本を見つけるなど。
人通りが少ない場所ではあるが、合間には雨も降ったというのに。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
…続きはまた明日…にできれば(苦笑)
『?』デビューの3をサイトにアップしました~ これで一応デビューのシリーズはおしまいです。
…で、そろそろハロウィン連載にかからなきゃいけないんですな。
どーも、ハロウィンてのが身に馴染まない慣習ですが、そこはそれ(苦笑) ま、数日中には何とかしたいです。
…で、そろそろハロウィン連載にかからなきゃいけないんですな。
どーも、ハロウィンてのが身に馴染まない慣習ですが、そこはそれ(苦笑) ま、数日中には何とかしたいです。