ブログのハロウィン連載をカテゴリー分けしてみました。記事数45って…いつの間にか一大シリーズになってて、ちょっとびっくり。
11話をぽちぽち携帯でず~っと打ってるのですが、長い…(苦笑) そろそろ、やっと目処がつきそう?な感じです。
さて、ホ/ッ/キ/ョ/ク/グ/マ話のサルベージを開始しました。トッキュー/動物/園/物語の1年目からです~
11話をぽちぽち携帯でず~っと打ってるのですが、長い…(苦笑) そろそろ、やっと目処がつきそう?な感じです。
さて、ホ/ッ/キ/ョ/ク/グ/マ話のサルベージを開始しました。トッキュー/動物/園/物語の1年目からです~
時系列「誓う」の3回目です。
触れた頬が震えた。
「そんなん、わからんやん…信じたくてもわからんやん」
同じ現場にいても、バディでも、助けられなかったのに。
何千kmも離れてしまえば尚更。
「ああ、だから約束するんだ。一つ守れたら、次の約束をする。それを守れたら、またその次を。そうやってだんだんと、オレを信用してくれればいい」
西/海/橋で失った信頼をそうやってまた、新しく積み重ねて、築きなおしていきたい。
こらえきれない涙が、とうとう嶋本の頬を伝った。
「勝手や、あんた…勝手に死にかけて、勝手に約束して、勝手に満足するんや、それで」
「嶋本」
「…わかっとるけど。そういう人やて」
そう言って一瞬強く歯を食いしばると、目をしばたかせて涙を振り落とし、嶋本は真っ直ぐに真田を見据えた。
「まずは一年後、約束通り無事に帰ってきて下さい。信用するかどうかはそれから決めます」
真田は、嶋本を見つめ返した。
傷ついても傷ついても、何度でも立ち上がる目がしっかりと、真田をとらえている。幾たびも真田を惹き付け、救った目だ。
祈る神は持たないから。
この目に誓う。
「ああ――必ず」
…というわけで、イ/ン/ド/ネ/シ/ア派遣前の話はお終いです。
派遣前にすべて丸くはおさめられませんでした…ごめんね、シマ(苦笑) でも私は根がハッピーエンド主義者なので、心配はいらないんですけどね~
…ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました(礼)
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
触れた頬が震えた。
「そんなん、わからんやん…信じたくてもわからんやん」
同じ現場にいても、バディでも、助けられなかったのに。
何千kmも離れてしまえば尚更。
「ああ、だから約束するんだ。一つ守れたら、次の約束をする。それを守れたら、またその次を。そうやってだんだんと、オレを信用してくれればいい」
西/海/橋で失った信頼をそうやってまた、新しく積み重ねて、築きなおしていきたい。
こらえきれない涙が、とうとう嶋本の頬を伝った。
「勝手や、あんた…勝手に死にかけて、勝手に約束して、勝手に満足するんや、それで」
「嶋本」
「…わかっとるけど。そういう人やて」
そう言って一瞬強く歯を食いしばると、目をしばたかせて涙を振り落とし、嶋本は真っ直ぐに真田を見据えた。
「まずは一年後、約束通り無事に帰ってきて下さい。信用するかどうかはそれから決めます」
真田は、嶋本を見つめ返した。
傷ついても傷ついても、何度でも立ち上がる目がしっかりと、真田をとらえている。幾たびも真田を惹き付け、救った目だ。
祈る神は持たないから。
この目に誓う。
「ああ――必ず」
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
…というわけで、イ/ン/ド/ネ/シ/ア派遣前の話はお終いです。
派遣前にすべて丸くはおさめられませんでした…ごめんね、シマ(苦笑) でも私は根がハッピーエンド主義者なので、心配はいらないんですけどね~
…ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました(礼)
今回の話は、時系列の流れに沿って、最初から数えて18本目。
何事も積み重ねですな…そんな二人の話なので、仮タイトルが「重ねる日々」。
では時系列「誓う」の2回目です。
何事も積み重ねですな…そんな二人の話なので、仮タイトルが「重ねる日々」。
では時系列「誓う」の2回目です。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
「鍵はそのまま使ってくれ。時々、様子を見てくれると助かる」
「わかりました」
「言わんでもそうしはるて知っとるけど。がんばって下さい」
「ああ。嶋本も」
「…あかん、ありがちなことしか、言えへん」
真田は少し黙って、ビールをあおった。
「そうでもない」
嶋本と目があう。
「オレを避けていただろう?」
わずかに飲まれた息に、真田は己の正しさを知る。
「…そんなこと」
「仕事の話はしたし、セックスもした。でもオレがしたい話はしていない」
「…」
「お前が、一人で解決しようとしているのはわかっているんだ。でも元はオレが原因だろう。お前の中からオレをしめださないでくれ」
「―――そんなんしてません」
嶋本の表情が固い。真田は話し方を間違えたことに気付いた。
「シマ…責めてる訳じゃないんだ。ただ…」
最近プライベートで接する嶋本は、身を縮めた小動物を思わせた。それはどこか、保/大で知り合った頃の嶋本に似ている。
「…話をしたい。いや、約束をさせてくれ」
引き結んだ口とこらえる目。見慣れてしまった表情に胸が痛むが、真田自身が為したことだ。
だから、目を逸らさずに告げた。
「一年たったら、シマのところに帰ってくる。必ず」
そうっと手を伸ばす。
「―――必ず生きて帰るよ。約束する」
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
続きは次回に…
…やっとここまでたどり着き。
では時系列「誓う」の1回目です。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
「誓う」
イ/ン/ド/ネ/シ/アへ旅立つ直前の送別会で。
結婚について悪気なく振られた話題をうまくあしらったのは五十嵐で、気遣ったのは嶋本だ。
真田に出来たのは、神林に壁の話をしたくらいで。坂崎が育て、嶋本が鍛えた若者の裡に、真田の蒔いた種が芽吹くといい。今後もう一年、神林は嶋本の元で伸びていくのだから。
業務の引き継ぎもとうに終了し、明日の出発を前に、今ここで出来ることはみな済ませた…ただ一つを除いては。
これに関しては、そもそも何が正答かもわからない。解決出来るのかさえも。だが、決して逃れることも逃すことも出来ない問題だった。
貝より固い相手の口を力業でなく、開かせたい。
送別会の解散後に嶋本を自室に誘うと、すんなり応じてきた。口を割る気がないから、あっさり了承したのかもしれないが、真田も決して譲る気はない。
「人の世話ばかりしていたな」
「性分です」
言いながら、嶋本は缶ビールを真田に向けて持ち上げた。
「あらためて、真田隊長の前途を祝して…乾杯」
「ありがとう」
缶を軽くぶつけあう。
続きは次回に…
では時系列「誓う」の1回目です。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
「誓う」
イ/ン/ド/ネ/シ/アへ旅立つ直前の送別会で。
結婚について悪気なく振られた話題をうまくあしらったのは五十嵐で、気遣ったのは嶋本だ。
真田に出来たのは、神林に壁の話をしたくらいで。坂崎が育て、嶋本が鍛えた若者の裡に、真田の蒔いた種が芽吹くといい。今後もう一年、神林は嶋本の元で伸びていくのだから。
業務の引き継ぎもとうに終了し、明日の出発を前に、今ここで出来ることはみな済ませた…ただ一つを除いては。
これに関しては、そもそも何が正答かもわからない。解決出来るのかさえも。だが、決して逃れることも逃すことも出来ない問題だった。
貝より固い相手の口を力業でなく、開かせたい。
送別会の解散後に嶋本を自室に誘うと、すんなり応じてきた。口を割る気がないから、あっさり了承したのかもしれないが、真田も決して譲る気はない。
「人の世話ばかりしていたな」
「性分です」
言いながら、嶋本は缶ビールを真田に向けて持ち上げた。
「あらためて、真田隊長の前途を祝して…乾杯」
「ありがとう」
缶を軽くぶつけあう。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
続きは次回に…
「踏む2」の2回目です。
訓練を重ね、経験を重ね、その結果必ず生きて帰るという誓約を信じることが出来た。
だが、西/海/橋の海難で、嶋本の積み重ねた訓練と経験こそが、真田の誓約を無効化した。
あの判断を間違っていたとは今でも思わない。
だが過酷な訓練も日々の経験も真田を救えないなら…この先、嶋本は何を頼りに真田の誓約を信じればよいのだろう。
ただでさえ教官としての職務の為、真田の側を離れるのに。…海外派遣が正式に決まれば、隣に立つことすら、出来なくなるのに。
真田を神兵と崇めるような、ある意味信者とはほど遠い嶋本は、無条件に真田なら大丈夫なんて信じる気になれない。
(…いっそ信者の方が楽やったで)
決して手の届かない場所にいる相手の安全を、これまでどうやって信じていたのか、わからなくなってしまった。
そんな嶋本の不安定さに、真田が気づいていることは知っている。
だが、どうすればいいかなんて、真田にもわからないだろう。だから今も、黙って嶋本の後を付いてくるだけなのだ。
歩きながら空を見上げると、雲一つない星空だった。
光のあふれる昼間より、地球の影に入った夜の方が遠くの星まで見通せる。その疑問を子どもの頃なら、何故、どうしてと誰かに尋ねれば済んだのに。
信じたいのに信じられない矛盾を誰も解決出来ないなら、その苦しみがせめてこの星空みたいに美しかったらよかったのに、と嶋本は思った。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
「踏む2」はここでお終いです~
一旦ケリがつく次の「誓う」まで、この勢いのまま行きたいなぁ(笑)
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
訓練を重ね、経験を重ね、その結果必ず生きて帰るという誓約を信じることが出来た。
だが、西/海/橋の海難で、嶋本の積み重ねた訓練と経験こそが、真田の誓約を無効化した。
あの判断を間違っていたとは今でも思わない。
だが過酷な訓練も日々の経験も真田を救えないなら…この先、嶋本は何を頼りに真田の誓約を信じればよいのだろう。
ただでさえ教官としての職務の為、真田の側を離れるのに。…海外派遣が正式に決まれば、隣に立つことすら、出来なくなるのに。
真田を神兵と崇めるような、ある意味信者とはほど遠い嶋本は、無条件に真田なら大丈夫なんて信じる気になれない。
(…いっそ信者の方が楽やったで)
決して手の届かない場所にいる相手の安全を、これまでどうやって信じていたのか、わからなくなってしまった。
そんな嶋本の不安定さに、真田が気づいていることは知っている。
だが、どうすればいいかなんて、真田にもわからないだろう。だから今も、黙って嶋本の後を付いてくるだけなのだ。
歩きながら空を見上げると、雲一つない星空だった。
光のあふれる昼間より、地球の影に入った夜の方が遠くの星まで見通せる。その疑問を子どもの頃なら、何故、どうしてと誰かに尋ねれば済んだのに。
信じたいのに信じられない矛盾を誰も解決出来ないなら、その苦しみがせめてこの星空みたいに美しかったらよかったのに、と嶋本は思った。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
「踏む2」はここでお終いです~
一旦ケリがつく次の「誓う」まで、この勢いのまま行きたいなぁ(笑)