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…実のところ寒さより、少年/週刊誌の号数で、年末が近いと実感するんですが(苦笑)
義兄弟第3話、見切り発車です(きゃー)
子ども時代の誕生日。真田が4歳、嶋本3歳…くらい。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

親子4人で遊びに来た公園で、いつもならブランコやシーソーに甚を引っ張る弟が、今日は木立の方へ駆け込んでどんぐり拾いに夢中だ。
「進?」
せっかく一緒に遊べると思ったのに、肝心の相手は地面を探るのに懸命で。
「おおきいのをさがしているのか?」
話しかけても
「ないしょ!」
返事はつれない。
しばらく後をついて歩いていたら、睨まれた。
「ないしょだから、見ちゃダメ!」
何をさがしているのか、落ち葉の下を覗いたり、地面を掘り返したりと一人忙しい弟を、仕方なく少し離れて見ていたら。
(あ、転んだ)
下ばかり見ているから、木にぶつかったのだ。
「進!」
駆け寄って引き起こそうと差し出した手は、振り払われた。
「ひとりででき…!」
…る、と言おうとしたのだろうが、手を振った反動で、またひっくり返る。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
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暑さより寒さが苦手な身としては、天気予報で「明日は冷え込む」なんて言われると、それなりの準備と覚悟(…やや大げさ)をするわけです。
結果的には…ちょっと肩すかしな一日でした。まあ、冬に向かってるわけですから、寒くなるのは当たり前なのですが(苦笑)

では昨年から続くハロウィン連載、13話の5回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

朝はすっきりと目が覚めた。
隣の真田は深く眠っている。そういえば真田は昨日、当直明けだったのだ。
真田を起こさないように、そっと布団を抜け出す。
キッチンには朝食が用意されていて、思わず目を見張った。皿に触れるとほんのり温かい。わざわざ朝方に準備をしてくれたのか。
「―――いただきます」
手を合わせて、じっくりと味わった。
今朝は身体が軽い。昨夜を境に、体内で何かが切り替わった気がする。
今度は食器を片付けて、真田の分の食事を作った。
自炊の要領も掴めてきた。時計を見計らいながら作業を進め、予定通り出勤前に真田の枕元に膝をつく。
「ごちそうさまでした―――行ってきます」
それから思い切って、横顔にキスを落とした。

ぱたぱたと足音が遠ざかり、鍵をしめる音が響いてから、真田は目を開けた。
歩みよった窓から見下ろすと、ヒヨコ仲間達と一緒に駆け出して行く嶋本が見えた。
その背中にふさわしい言葉は、最初から決まっている。
「―――行ってらっしゃい」

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
…ということで、今年のハロウィン連載は終了です。
おつきあいいただき、ありがとうございました(礼)
ハロウィンは過ぎたけれども、連載はやっぱり終わりませんでした…灯/台/の/日も何もできないし(しょんぼり)
イベントに縁遠いのは既にデフォルト(苦笑)ですが、天候が気にかかりますね…参加される皆様、お気をつけて。
では昨年から続くハロウィン連載、13話の4回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

夜半に目が覚めた。
結局、真田に甘えきって、食事後すぐに休ませてもらった。
ぼんやり浮上する意識と共に薄目をあけると、間近に真田の顔が見えた。
向かいあって抱きよせられ、緩やかな速度で背を撫でられている。
あたたかくてやさしい時間。
「…オレ、つごうがいい」
「何が」
やはり眠っていなかったらしい真田が目を開き、ひそりと問い返した。
「せんぱいからやさしいところだけもらって」
「いいんだ」
真田の手が嶋本の後頭部に移る。大きな手が癖のある髪をゆっくりと撫でた。
前なら気恥ずかしいのと女扱いされた気がして、すぐに振り払って逃れただろう。だけど今は、その手にこめられているのが嶋本をあたため癒す慰撫だけだと知っているから、されるがままに身を任せる。
「オレはしたいことをしてるだけだ」
真田の声を聞きながら、目を閉じた。
頬に、額に、目蓋に、柔らかな口づけが降る。
(…あったかい)
身体がぽかぽかする。
腕をのばして、口をあけると、舌が触れて来た。
テレビで見た動物どうしの毛繕いを思い出す。
性的な快感を追うのではなく、ただ相手を確かめて触れたいだけだ。
ふわふわした気分のまま、眠気にさらわれる。
最近は、疲れきって意識が途切れるように眠りに飲み込まれることが多かったから、眠りに落ちる瞬間がこんなに心地よいなんて、久しぶりだった。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
昨年から続くハロウィン連載、13話の3回目です。
今更ですが、嶋本のヒヨコ時代を思い切り捏造&妄想してます(平謝り)

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

静かな食事だった。
教官の黒岩や現役トッキューとの合同訓練について、ぽつぽつと話はした。
少ない会話を交わすうちに、嶋本はギリギリに引き絞られていた己がゆっくりと弛緩していくのを感じた。
日々の訓練で叩かれて叩かれて、負けるものかと歯を食いしばって自身を鼓舞し続けた。頭も身体も極限まで酷使して、それでも足りない…そんな現実は疲労を倍加させる。
いや、疲労ならまだいい。徒労と感じてしまったら、終わりだ。
重視しているはずの食事中に寝てしまうなんて、予想以上に疲れは降り積もっていたようだ。
真田と向かいあって、初めてそれに気がついた。
「…真田さん。ありがとうございます」
それだけで真田は理解したらしい。
「オレの時に、シマがしてくれたことだ」
穏やかに微笑みかえされて、どきりとした。
「食べたら早く休め」
「片付けくらい…」
「明日がんばれば、休みだろう。オレは明日非番だから、お前を送り出してから十分休める」
「それって…」
(今晩、泊まるってこと?)
伊藤の事故以来、真田との距離を測りかねている。
パートナーとしても、恋人としても、完全に関わりを断つつもりだった嶋本を、ただの逃げだと戒めたのは真田だった。
それでも、変わらぬままではいられず、伊藤と五十嵐のことを考えると、抱き合う気持ちにもなれず。
いつの間にやら、すっかりセッ/クス/レスになっていた。キスすらろくにしていない。
ただの友人にしてはボデ/ィタ/ッチが多く親し過ぎるが、今の状態を恋人といえるのか。
ここまで来たら確かめるのも少しこわい。
(―――いやいやいや)
状況を考えろ。
(色ボケしとる場合やないで)
正式に隊員になったら、何らかのアプローチをしてみよう。
今はそれだけ決めておけばいいことにして、嶋本は箸を握りなおした。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
海に関連したニュースは注視してしまうのですが。
今回はまた、海と奇跡と人為の絡み合いに、目が離せません…

昨年から続くハロウィン連載、13話の2回目です。
今更ですが、嶋本のヒヨコ時代を思い切り捏造&妄想してます(平謝り)

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

でも真田に並ぶ為にトッキューに来たのに、この距離にいて全く連絡をとらないのも変だ。
だから真田とはずっと、メールでやり取りしていた。声は嶋本の疲れや苛立ちを取り繕えないが、メールなら送信前に読み直しもできる。
(…そういえば)
真田の研修時は、本人の希望もあって、なるべく連絡を入れていた。それこそ日常のたわいないことまで。
直接会いに行ったのは一度だけ―――疲労感はあるものの以前より力強さを増した面差しの真田に、食事の支度をして一晩抱きしめられて(本当にただそれだけ)寝た。
真田は同じことをしてくれるつもりなのだろうか。
嶋本が痛みを騙し騙し何とか立ち上がるのと、真田が火を止めるのは、ほとんど同時だった。
「すぐ持って行く」
嶋本が食べ掛けで寝てしまった為に冷めた夕食を、真田は温めなおしてくれたらしい。
食器くらいは自分で運びたかったが、明らかに動きの鈍い今は、かえって真田の邪魔だろう。
「すんません、ちょっとトイレだけ」
立ったついでに用を足し、戻るとささやかな酒/池/肉/林が広がっていた。
身体作りの一環として、普段の嶋本はなるべく自炊を心がけているが、疲労のつのった今日はどうにも気力がわかず、コ/ン/ビ/ニ/弁/当だった。下茹でしてある野菜類を追加はしたが。
見覚えのない幾品かは真田が持ち込んだのだろう。
ありきたりの弁当の具も器に移したり、簡単に手を加えただけで見た目からして格段の差だ。
「…すごいっすね」
「冷蔵庫の中のものを勝手に使わせてもらったぞ」
「そんなん構いません…っつーよりありがとうございます」
「気にするな。オレがしたかったんだ」
「…それでも、ありがとうございます」

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
続きは次回…
 
義兄弟話への反響、ありがとうございます…!
何せ元が一発読みきりのつもりだったので、続きがまだありません(あら)
この先は誕生日妄想(子ども時代、保/大)と、かな~り大ざっぱな予定しか考えてなくて…
…まあ、そんなわけで、義兄弟話はおいおい続きが書き上げるほどにアップしていきたいと思います(礼)

では今回から、珍しく(…)間に合った季節ネタ、ハロウィン話です。
…と言っても、昨年から延々と続いているハロウィン話『薊の歌』の続編なのですが。
正直、甘い話です…反動で、甘くないネタが生まれてしまうくらいに(苦笑) ま、そっちは後日。。。

それでは、昨年から続くハロウィン連載、13話は嶋本のヒヨコ時代です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

「あれ」
食事をしていたはずだったのに、いつの間にか視界が横倒しで、嶋本は目をしばたかせた。
「起きたのか」
「真田先輩…いつきはったんですか?」
「少し前だ」
「…少して」
「17分前」
細かい数字を覚えているが、最初から言わない程度には記憶力の使い所を考えているらしい。
眠気が強く、夢と現の境目が曖昧だ。
かたかたとキッチンで音が続く。人が…真田がたてる音が耳にやさしい。
そういえばよい香りが漂っているのに気がついて、嶋本はようやく目が覚めた。
「真田先輩…?!」
がば、と起き上がりかけて、動きがコマ送りのようにスピードダウンした。
「~~~~」
筋肉痛だ。ヒヨコ隊での過酷な訓練に、全身の筋肉が悲鳴をあげている。
だが、苦痛だ、やめたいとは一度も思わなかった。
吸血鬼の力に怯え、振り回されるのはやめると決めた。
嶋本自身の力で人を助ける。偶然や僥倖に頼らず生きて帰る。吸血鬼の力が戻ったら、コントロールしてみせる。
その決意で、トッキューに来たのだ。音をあげるなどあり得ない。
真田とプライベートで会うのは、配属前日以来だ。
研修が始まると、自分のことだけで手一杯になるのは容易く予想できる。
そんな時に会っても、真田に世話をやかせるのが関の山だ。そんな甘えた関係はごめんだった。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
義兄弟の第2話(笑)…の3回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

真田が不安定な時は、支えたいと思う。その心の動きが同僚としてのものか、『兄弟』だからかは、嶋本にもはっきりしないが。
「ところで、オレに何か用ですか」
「―――ああ」
気を取り直し、はりつくように背後にいた理由を尋ねると、真田は思い出したように言った。
「荷物で前が見にくいようだから、手伝おうかと」
「…ありがとうございます」
好意はありがたいが、できれば時と場所を選んで欲しかった。とはいえ、ここまで来れば開き直りだ。
黒岩の視線は気になるが、今は真田のフォローを優先する。要は、嶋本が真田を拒まないということを確認させればいい。
「ほな、ちょっとお願いします」
嶋本がそう言うと、真田は嬉しそうにいそいそと嶋本の抱えた荷物をいくつか取り上げた。
「ありがとうございます」
荷物の嵩が減り、前方の視界が開けたことに素直に礼を言うと、笑顔が返って来て。
真田はこれで大丈夫だ。
一部始終を見ていた黒岩のからかいは免れないだろうが。
だが覚悟して振り向いた先の黒岩はニヤリとして、「兄弟仲良くしろよ!」と言い残して行ってしまった。
…後で真田がいない時にネタにされるのは確実だが、いささか年がいのない『兄』絡みならしょうがない―――と思ってしまう程度に結局、嶋本の方も『お兄ちゃん子』だった。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

…結局、相思相愛なんです(苦笑)
メルフォお返事です。
一手間おかけしてすみませんが、下のリンクからお願いします。
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