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返信不要で、兄弟へのメッセージ、ありがとうございます!
もうしばらくベッドネタです(苦笑)
行けるところまで突っ走りますので、よろしくお願いします!

では義兄弟話、第6話の4回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
誰にも言えない悩みがある。
同居することになった真田のことだ。
真田の購入したベッドが配送されるまで、嶋本のベッドを二人で共用しているのだが。

ある朝、嶋本が目覚めると、真田の懐に抱き込まれていた。
その日は冷え込みがきつかったから、と理由をつけて、驚きに飛び上がりそうになった身体を押さえこみ、真田が起きるまでの数分間を待った。
それから一日置いて翌々朝、また真田の腕に抱き込まれていた。
2回目ともなれば、最初の時ほどの驚愕はなかった。間近に真田の顔を観察し、真田が目覚めるまで静かに待った。
それからはずっと、朝は真田の腕の中だ。
真田は眠っている間に嶋本を抱き込んでいることに何を言うこともなく、特別な反応も示さない。朝起きるとごく普通に「おはよう」と告げ、嶋本を解放する。
だから嶋本も「おはようございます」と応じるだけにとどめていた。
嶋本が思い出していないだけで、幼少時の自分達はこんな風に眠っていたのだろうか?
…だが、例え幼少期の二人が眠る時に抱き合っていたとしても、現在のとうに成人済みの自分達が同じことをしなければならないわけじゃない。
回数を重ねるにつれ、お互いいい年をした兄弟が抱き合って眠ることの不自然さを思い、身体が強ばった。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
PR
行けるところまで突っ走る義兄弟話、第6話の3回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
商品が届くまで、寝袋を使うほど他人行儀にしなくていいだろうと、幸いにも大きめサイズだった嶋本のベッドを共用している。
もともと仕事上やむをえないとはいえ、配送時に不在を重ねて業者に迷惑をかけているのはこちらなのだから、男同士の兄弟で雑魚寝の日々が予想以上に延びても気にはならない…が、皆に知られたら格好のからかいの的だ。
だから嶋本は、真田に詳細を言わせまいとセリフを先取りしたのだが。
「何?まだベッドなしか?シマと一緒じゃ狭いだろ」
「いや、十分だ」
ぎゃあ、という嶋本の内心の悲鳴をよそに、真田はあっさり事実を答えた。
冗談のつもりだった先輩隊員も、目を剥いている。
「たとえば相手が黒岩さんでは苦しいだろうが、嶋本となら問題はない。子どもの頃からお互い寝相も悪くないから、夜中に蹴られる心配もない。
同隊だから、就寝や起床の時刻も大差はないし、二人だと朝晩の冷え込みも気にならない。暖房もいらないから経済的だ」
「…あ、そう…よかったな」
堂々と語る真田に、先輩隊員はからかう気力もなくしたらしい。立ち去り際に、嶋本の肩を労わり気味に叩いていく。
「…がんばれよ」
「…ありがとうございます」
それ以外の答えを思いつかず、嶋本は礼を言いながらうなだれた。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
暖房の話を入れてしまったので、時期的に晩秋~初冬になりますね~
というわけで、適当に考えてみた嶋本のトッキュー配属後の大雑把な年表。

《真田3年目 嶋本1年目》
12月 同隊配属 真田・緊急連絡先に嶋本を指定(1話)
1年以内に嶋本も同様に指定(2話)
---------------------------------------------
《真田4年目 嶋本2年目》
晩秋(11月頃)      同居(6話)
1ヶ月以内        恋人(7話)
---------------------------------------------
数年後          西/海/橋(9話?)

…こんな感じ?
西/海/橋は当初書く予定は全くなかったのですが、『重ねる日々』とは設定違うな~、と考えてると、ネタが降ってきたようなので。
同様の理由でハロウィン連載でも書いておきたいのですが…こっちは未定。。。

あ、6話はまだ続きます(妄想が尽きないので…)
行けるところまで突っ走る義兄弟話、第6話の2回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 
反論出来ない。
「それ以前に、お前ら女気なさすぎ。このままだと、退官後も独身同士で同居してそう」
「……人の未来、勝手に決めんといて下さい」
切り返しの鈍さに、我ながらため息がでた。
口では、同居はトッキューにいる間だけと言いながらその実、なるべく長く、いっそ無期限でもいいなんて思ってしまう自分がやりきれない。
この年になって、兄弟への独占欲など抱いてどうする。
冷静になろうにも、相手が真田ということが、執着に拍車をかける。
(…こんなん期間限定やないとヤバいやろ)
真田の方が嶋本に固執する理由は、嶋本本人にもわかりかねるが。
(一人っ子がさみしかったんか?)
嬉しいと思ってしまう自分がいることは否定出来ない。
その時。
「嶋本」
噂の主(…というか元凶?)が顔を出す。
「ベッドの配送が遅れると、連絡があった。すまないが―――」
「ああ、ええですよ」
水浸しになった寝具一切を買いなおすことにした真田は、普段は大抵の物に無頓着なのにベッドにはこだわりがあるらしく、家具店でパンフレットまで見せてもらって選んでいた。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 

たったこれだけの記述の為に、◎ン/ピュ/ールのサイトを見に行きました。思わず目移りしました(ダメじゃん)
行けるところまで突っ走る義兄弟話、第6話の1回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

「嶋本、お前とうとう…」
「…言わんといて下さい」
「同棲か?」
「同居です!!」
あやしげな単語、使わんといて下さい!と、嶋本の抗議が事務所に響く。
「元は真田さんの上階が水漏れ起こしたからでしょうが! オレんとこに緊急避難したけど、いい物件があるからこの際一緒にどうやって誘われただけです!」
「シマはお兄ちゃん子だからなぁ」
「う…」
先輩隊員のからかいにも、そこは否定出来ない。
(みんなもあの大型犬みたいな目でねだられてみぃ…抵抗出来んわ)
腹のうちで叫びつつ、もう少し穏便な表現を嶋本は使った。
「お互いトッキューいる間くらいしか、同居なんか出来んでしょう。それかてどっちか結婚したら解消やし」
「いや、そこは真田だから、気にしないだろ」
「…」

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
行けるところまでいってしまおう…というわけで義兄弟第5話、2回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

《真田》
かわいげなくやっぱり最初に基地に戻って来やがって、と黒岩に小突かれながら、真田が確認したのはヒヨコ達の現在地だった。
定時連絡と、警戒に当たった隊員からの情報でおおよそ把握していたが、聞き出した結果は予想以上だった。
まもなくトップの嶋本が基地に戻って来る。真田に抜かれはしたものの、引き離されはしなかったらしい。
打診された新たな役職を引き受ける前に、自分自身にしっかり向かい合っておきたくて、参加した2回目の100km行軍。
途中、考えたのは嶋本のことだった。
兄弟として過ごした幼少時代。先輩後輩として過ごした保/大時代。
ひとたびは失ったけれど、かたちを変えて、彼は真田の前に戻って来た。そして、今度は同僚となる。
兄弟としての絆を惜しむ気持ちは今尚あるが、後輩として真田を追い続けてくれた今の嶋本のことも大事に思うから。
これから共にオレンジを着る彼を出迎えに出た。
だから、本当に不意打ちだったのだ。
イルカの看板にタッチした嶋本が膝から崩れる。地面に落ちかけたのを咄嗟に支え、ほっとした時。一瞬目の合った嶋本の口が動いた。
耳をかすめた声は幻ではないはずだ。
小さい体を抱き止めたまま、真田は脳裏で声を再生する。
(…ーちゃん)
―――帰って来たのか。
後輩として、同僚として、弟として、真田の下へ。
震えを押さえて応えた声は囁くように、一言。
「…おかえり」

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
 

よし、これで子ども時代から1話開始時点まで、話がつながった!
次からは同居騒動です~
…記憶/喪失/ネタでもあったのか、この話…
では。行けるところまでいってしまおう…というわけで義兄弟第5話、1回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

《嶋本》
ぱきり、と足元で音がした。
G/Wの最後、100km/行軍。
保/大入学後、いけすかない先輩だった男は無視出来ない相手となり、今は乗り越えるべき目標だ。
今回は個人的な理由で行軍に参加したいと言い出し、嶋本達ヒヨコとは時間差で出発したにも関わらず、嶋本を含めて全員を抜いてしまったらしい。
ルートがわずかにずれていたのか、嶋本は真田に直接追い抜かれはしなかった。
…それでよかったのかもしれない。目の前を走られたらきっと、後先考えず追いかけてしまっただろうから。
ぱきり、とまた音が響く。
枯れ枝だろう、何かを踏みしだいた感触が、子どもの頃にどんぐりを踏んだ時と似ていると思った瞬間。
脳裏にふわりと広がる感覚があった。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

続きは次回…
メルフォお返事です。
一手間おかけしてすみませんが、下のリンクからお願いします。
どこまで行くんだ…と思いつつ義兄弟第4話、5回目です。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

第一…
「腕の使い方がよくなった。着実にフォームの研究と改良を重ねている」
「そうかい」
「日頃から、周りの皆の泳ぎも見ているんだ。その中で、自分にあったやり方を選んで身につけている」
「いい見本が目の前にいるからな」
「ますます手をぬけない」
「…そうですか」
…オレから言わなくたって、自分で言うし。
ま、この辺まではいいんだよ。
「何回負けても、絶対に諦めないんだ」
「あ~、そうだよな~…」
「いつだって本気で悔しがる。何回目でも今度こそ、と言って挑戦してくるんだ」
「…よかったな」
「うん」
甚の目が遠くを見ている。
「本当に一生懸命で、顔なんか真っ赤にして、力いっぱいぶつかってくるんだ」
「そうだな…」
「あんなに小さいのに、元気がいいんだ。それとも小さいから元気がいいのか? 子どもはそういうものだからな」
最後の一言を嶋が聞くことがないのがありがたい。また今すぐ勝負と言いはじめるに決まっている。
「それに…」
甚の嶋話は尽きることがない。
(誰だ、入学当初、甚を無表情で何を考えてるかわからないとか言ってた奴は)
こんなにわかりやすい相手はいないと思う。
嶋の話をオレにしようとしてる時は、スキップしそうなくらい足取りは軽いし、目は喜色を浮かべてるし、顔は緩みっぱなしだ。
今日も長くなることが決定済みの弟自慢に、オレはこっそりため息をかみ殺した。

***                     ***                     ***

《おまけ》
ちなみに。
真田に言わせると「イガさんの話を延々と続けるお前と大差ないぞ」ということです。

>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡

…というわけで一応、4話は終了です!
すみませんが、いただいたメルフォのお返事は次回に(平伏)
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