本当に年末か?と聞きたくなるほど、実感がない(苦笑)
義兄弟の第11話、4回目です。
嶋本の涙は静かだった。
日頃はよく動き、よく喋るが、本当に大事なことは胸に秘めて明かそうとしない。
それに我慢出来ず、真田はしばしば強引に嶋本の胸のうちを暴いてしまう。
ふと気づいた時、また嶋本がいなくなっていたら。
「誰?」と他人行儀に問われたら。
結局、いつだってこわくてたまらない。
嶋本を抱きしめているようで、逆にすがっているような気がする。
自分自身を宥めるように、目の前の癖のある髪をそっと撫でた真田を腕の中から見上げて、嶋本が小さく笑った。
「…しゃあない人やなぁ」
いつも真田を受け入れ、許す、柔らかい声だった。
「とりあえず、家にあがらへん?」
まだ玄関先やで、と言われ、ようやく真田は腕をゆるめて嶋本を解放した。それでもすぐ背後に立って、離れようとしない真田に嶋本がゆっくり話す。
「風呂入って、腹ごしらえして、明日は何もせんでええようにしてから…ゆっくりしましょ?」
頷きを返しながら真田は、後からの方が震える、と嶋本が言ったのは本当だと思った。
助けに来ない嶋本を誇りながら、真田の死後の嶋本を想像出来ない。
気に病まないで欲しいと思うけど、自分を忘れて幸せになってくれなんて願えない。
魂が実在するなら、天に昇ったであろう伊藤と違って、自分は嶋本を闇に引きずりこむだろう。
強欲にもほどがあると自嘲しつつも、嶋本に向かうベク/トルはもう変えようがない。
先に立って室内へ向かう嶋本の背を見やる。
手離すことも送り出すことも出来ないから、せめて。
(…必ずお前のところへ帰る)
密やかに、そう誓った。
ちょっと大人向けのおまけが、一応あります(苦笑)
ま、そっちは後日。。。
義兄弟応援メルフォ、ありがとうございます!
義兄弟の第11話、4回目です。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
嶋本の涙は静かだった。
日頃はよく動き、よく喋るが、本当に大事なことは胸に秘めて明かそうとしない。
それに我慢出来ず、真田はしばしば強引に嶋本の胸のうちを暴いてしまう。
ふと気づいた時、また嶋本がいなくなっていたら。
「誰?」と他人行儀に問われたら。
結局、いつだってこわくてたまらない。
嶋本を抱きしめているようで、逆にすがっているような気がする。
自分自身を宥めるように、目の前の癖のある髪をそっと撫でた真田を腕の中から見上げて、嶋本が小さく笑った。
「…しゃあない人やなぁ」
いつも真田を受け入れ、許す、柔らかい声だった。
「とりあえず、家にあがらへん?」
まだ玄関先やで、と言われ、ようやく真田は腕をゆるめて嶋本を解放した。それでもすぐ背後に立って、離れようとしない真田に嶋本がゆっくり話す。
「風呂入って、腹ごしらえして、明日は何もせんでええようにしてから…ゆっくりしましょ?」
頷きを返しながら真田は、後からの方が震える、と嶋本が言ったのは本当だと思った。
助けに来ない嶋本を誇りながら、真田の死後の嶋本を想像出来ない。
気に病まないで欲しいと思うけど、自分を忘れて幸せになってくれなんて願えない。
魂が実在するなら、天に昇ったであろう伊藤と違って、自分は嶋本を闇に引きずりこむだろう。
強欲にもほどがあると自嘲しつつも、嶋本に向かうベク/トルはもう変えようがない。
先に立って室内へ向かう嶋本の背を見やる。
手離すことも送り出すことも出来ないから、せめて。
(…必ずお前のところへ帰る)
密やかに、そう誓った。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
ちょっと大人向けのおまけが、一応あります(苦笑)
ま、そっちは後日。。。
義兄弟応援メルフォ、ありがとうございます!
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…大掃除小ネタ。ホントにくだらない話なんですが。
もうちょっと体裁を整えて、明日アップします~
では義兄弟の第11話、3回目です。
真田が話す間にも、断末魔の動物のように暴れる嶋本を力任せに押さえこむ。
捕らえる力が強すぎるとわかっていても、逃げられたらきっと耐えられないから、腕をゆるめられない。
代わりに真田は言葉を続けた。
「だから約束する。あんなミスは二度としない。嶋本の、進のところへ必ず帰る。お前の覚悟が必要になるような事態は、決して招かない」
逮/捕/術の心得のあるもの同士、本来の実力は極めて接近しているが、最初の体勢が嶋本には不利すぎた。
全身のバネを生かし、真田の腕を脱け出そうとするが、抱きすくめられてもはや身動ぎするのがやっとだ。
そんな嶋本の耳元で、真田は懸命に言葉を綴った。
「それでも佐/世/保のことを思い出してつらいなら、そばに居させてくれ」
更に言い重ねて。
「…一人になるな。一人にしないでくれ」
―――嶋本の抵抗が止んだ。
しばしの間、荒い呼吸音だけがその場を支配する。
短時間と言えど互いに渾身の力で嶋本は離脱をはかり、真田はそれを封じ込めたのだから無理もない。
やがて真田は、息にまぎれて、すん、とすすり上げる音に気付いた。
「泣いているのか」
「…誰のせいや」
敬語の抜けた語尾に真田は、嶋本の『勤務時間』が終了したことを知った。
「ちょっと泣いてええ?」
「ああ」
「涙も鼻水もつけるで?」
「いくらでも」
嶋本を包む腕の力を少しだけ緩める。
続きは次回…
もうちょっと体裁を整えて、明日アップします~
では義兄弟の第11話、3回目です。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
真田が話す間にも、断末魔の動物のように暴れる嶋本を力任せに押さえこむ。
捕らえる力が強すぎるとわかっていても、逃げられたらきっと耐えられないから、腕をゆるめられない。
代わりに真田は言葉を続けた。
「だから約束する。あんなミスは二度としない。嶋本の、進のところへ必ず帰る。お前の覚悟が必要になるような事態は、決して招かない」
逮/捕/術の心得のあるもの同士、本来の実力は極めて接近しているが、最初の体勢が嶋本には不利すぎた。
全身のバネを生かし、真田の腕を脱け出そうとするが、抱きすくめられてもはや身動ぎするのがやっとだ。
そんな嶋本の耳元で、真田は懸命に言葉を綴った。
「それでも佐/世/保のことを思い出してつらいなら、そばに居させてくれ」
更に言い重ねて。
「…一人になるな。一人にしないでくれ」
―――嶋本の抵抗が止んだ。
しばしの間、荒い呼吸音だけがその場を支配する。
短時間と言えど互いに渾身の力で嶋本は離脱をはかり、真田はそれを封じ込めたのだから無理もない。
やがて真田は、息にまぎれて、すん、とすすり上げる音に気付いた。
「泣いているのか」
「…誰のせいや」
敬語の抜けた語尾に真田は、嶋本の『勤務時間』が終了したことを知った。
「ちょっと泣いてええ?」
「ああ」
「涙も鼻水もつけるで?」
「いくらでも」
嶋本を包む腕の力を少しだけ緩める。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
続きは次回…
義兄弟の第11話、2回目です。
あれもこれもやらねばならぬのですが、萌/えも大事なんだ…!(おい)
手加減なしに真田に掴まれている腕がギリギリと痛む。
自身の遭難後も、真田はあまりに落ち着いて見えた。
死生観まで常人を飛び越えているのか、はたまた自分自身を軽んじているのかと、いずれにせよ嶋本は一人取り残されたような心持ちだった。
だが、容赦ない腕の痛みが伝えてくれる。
真田にとっても、あれは重大な事件だったのだ。当たり前の事実がやっと嶋本にも染みてくる。
真田が嶋本を必要とするなら、そばにいたい。けれど真田を支えるには、今の自分は不安定過ぎると嶋本は思う。
「それでいい、て言うたでしょう…オレも同じことがあったら、また同じ判断をする。
それが真田さんを殺すとわかっていてもです」
嶋本はぶるりと身を震わせた。
「あん時の方がいっそ平気やった…後からの方が震えが来ます。
それでも、オレは他の方法を思いつきません。今度こそ、真田さんを見殺しにすることになっても」
嶋本は小さく息を継いだ。
「正しいてわかってても、さすがにキツい判断で、今まで培った覚悟は使い果たしてしまいました。
せやから一晩でええから、もう一回覚悟を固める時間を下さい」
お願いします、とほとんど真田の胸元に擦り付けるようにして、頭を下げる。
数秒の沈黙の後。
真田が言った。
「嫌だ」
瞬間、身をよじって逃れようとする嶋本を、真田は全身で押さえこんだ。
胸元の嶋本を強い力で抱き込んで、告げる。
「お前が来ないことがあの時は喜びだった。あやまたず困難な決断を下してくれた嶋本が今でも誇らしい。
死ねばあのまま二度と会えなかったが、お前達のおかげで生きている。
だったら今は片時も進を離したくない…お前が嫌がっても」
続きは次回…
あれもこれもやらねばならぬのですが、萌/えも大事なんだ…!(おい)
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
手加減なしに真田に掴まれている腕がギリギリと痛む。
自身の遭難後も、真田はあまりに落ち着いて見えた。
死生観まで常人を飛び越えているのか、はたまた自分自身を軽んじているのかと、いずれにせよ嶋本は一人取り残されたような心持ちだった。
だが、容赦ない腕の痛みが伝えてくれる。
真田にとっても、あれは重大な事件だったのだ。当たり前の事実がやっと嶋本にも染みてくる。
真田が嶋本を必要とするなら、そばにいたい。けれど真田を支えるには、今の自分は不安定過ぎると嶋本は思う。
「それでいい、て言うたでしょう…オレも同じことがあったら、また同じ判断をする。
それが真田さんを殺すとわかっていてもです」
嶋本はぶるりと身を震わせた。
「あん時の方がいっそ平気やった…後からの方が震えが来ます。
それでも、オレは他の方法を思いつきません。今度こそ、真田さんを見殺しにすることになっても」
嶋本は小さく息を継いだ。
「正しいてわかってても、さすがにキツい判断で、今まで培った覚悟は使い果たしてしまいました。
せやから一晩でええから、もう一回覚悟を固める時間を下さい」
お願いします、とほとんど真田の胸元に擦り付けるようにして、頭を下げる。
数秒の沈黙の後。
真田が言った。
「嫌だ」
瞬間、身をよじって逃れようとする嶋本を、真田は全身で押さえこんだ。
胸元の嶋本を強い力で抱き込んで、告げる。
「お前が来ないことがあの時は喜びだった。あやまたず困難な決断を下してくれた嶋本が今でも誇らしい。
死ねばあのまま二度と会えなかったが、お前達のおかげで生きている。
だったら今は片時も進を離したくない…お前が嫌がっても」
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
義兄弟の第11話、進めてしまうことにしました。
他の持ちネタに明るい話がなくて(苦笑)
西/海/橋さえ過ぎれば、お気楽な話に戻るので。
年末年始とはまったく関係のない話になりますが。ま、いいや(いつもながらに、いい加減…)
家に近づくほどに早足になる嶋本から、引き離されないように真田が後を追う。
玄関をくぐって靴を脱ぐなり、
「お疲れさまです」
それだけ告げて、飛ぶような勢いで離れようとする嶋本を、真田が間一髪で捕まえた。
「シマ、ここは家だ。お疲れさまじゃなくて、ただいまだろう」
口を引き結んだ嶋本は、表情のままに固い声で答えた。
「―――ただいま帰りました。おかえりなさい、隊長」
「ただいま、進もおかえり」
進と呼ばれた。職場でもプライベートでも、シマと呼ばれるのは日常だ。だが進とは、真田とのほぼプライベートな会話内でしか呼ばれない。
職場では上司部下でも、家に帰れば兄弟で恋人だ。自宅で仕事の話をすることもあるが、二人の間で両者の切り替えはうまく出来ていた。
なのに今、その線引きが揺らいでいる。
真田は、帰宅したのだから肩書きは必要ないというのだろうが、嶋本は今、仕事から離れたら自分を保つ自信がない。
だから何とか真田を納得させられないかと、言葉を探した。
「…よう休んで下さい。医者はもう心配いらんて言うたけど、死にかけたんは確かなんやから」
「そばにいてはくれないのか」
「…今晩はオレも一人で頭ん中を整理したいんです」
勤務中だからと維持し続けた緊張をほどいたら、心身が一気に崩れ落ちそうだ。
「夜中に様子見に行きますから」
今夜は別々に休む、と言外に示し、自室へ向かおうとする嶋本を、真田が強引に引き戻す。
「あきれたのか?己の判断ミスで危地に陥り、救助されたオレに」
「そんなわけないでしょう!!」
「だったら何故オレと距離を置こうとする」
続きは次回…
他の持ちネタに明るい話がなくて(苦笑)
西/海/橋さえ過ぎれば、お気楽な話に戻るので。
年末年始とはまったく関係のない話になりますが。ま、いいや(いつもながらに、いい加減…)
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
玄関をくぐって靴を脱ぐなり、
「お疲れさまです」
それだけ告げて、飛ぶような勢いで離れようとする嶋本を、真田が間一髪で捕まえた。
「シマ、ここは家だ。お疲れさまじゃなくて、ただいまだろう」
口を引き結んだ嶋本は、表情のままに固い声で答えた。
「―――ただいま帰りました。おかえりなさい、隊長」
「ただいま、進もおかえり」
進と呼ばれた。職場でもプライベートでも、シマと呼ばれるのは日常だ。だが進とは、真田とのほぼプライベートな会話内でしか呼ばれない。
職場では上司部下でも、家に帰れば兄弟で恋人だ。自宅で仕事の話をすることもあるが、二人の間で両者の切り替えはうまく出来ていた。
なのに今、その線引きが揺らいでいる。
真田は、帰宅したのだから肩書きは必要ないというのだろうが、嶋本は今、仕事から離れたら自分を保つ自信がない。
だから何とか真田を納得させられないかと、言葉を探した。
「…よう休んで下さい。医者はもう心配いらんて言うたけど、死にかけたんは確かなんやから」
「そばにいてはくれないのか」
「…今晩はオレも一人で頭ん中を整理したいんです」
勤務中だからと維持し続けた緊張をほどいたら、心身が一気に崩れ落ちそうだ。
「夜中に様子見に行きますから」
今夜は別々に休む、と言外に示し、自室へ向かおうとする嶋本を、真田が強引に引き戻す。
「あきれたのか?己の判断ミスで危地に陥り、救助されたオレに」
「そんなわけないでしょう!!」
「だったら何故オレと距離を置こうとする」
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
トップに、『 さ/な/し/ま/パ/ラ/レ/ル/祭/り/!!』さまへのリンクをはりました~!
今のところ、考えているネタは3本です。
設定1 チェンジ(嶋本がおらず、伊藤がいる世界)
設定2 いつでもどこにいても(足/長/お/じ/さ/ん設定でトッキュー!!)
設定3 タイトル未定(近未来でロボットとマスター)
1と2は結局舞台はトッキューなので、3はトッキューじゃない時代と場所に設定することが目的…おかげで、一番まとまってない(汗)
ま、何とかがんばってみます(どきどき)
他に、ブログに置きっぱなしのお話たちのタイトルを忘れないうちに(おい)名前だけでもアップ。
1年以上たってるお話もあって冷や汗しきり(平伏)
義兄弟はたぶん全13話?予定…このまま続けると、年末年始に西/海/橋なんてハードなところに突っ込む不安があって、連載をちょっと迷い中。。。
…そんなこんなで煩悩だらけのクリスマスでした(大笑)
今のところ、考えているネタは3本です。
設定1 チェンジ(嶋本がおらず、伊藤がいる世界)
設定2 いつでもどこにいても(足/長/お/じ/さ/ん設定でトッキュー!!)
設定3 タイトル未定(近未来でロボットとマスター)
1と2は結局舞台はトッキューなので、3はトッキューじゃない時代と場所に設定することが目的…おかげで、一番まとまってない(汗)
ま、何とかがんばってみます(どきどき)
他に、ブログに置きっぱなしのお話たちのタイトルを忘れないうちに(おい)名前だけでもアップ。
1年以上たってるお話もあって冷や汗しきり(平伏)
義兄弟はたぶん全13話?予定…このまま続けると、年末年始に西/海/橋なんてハードなところに突っ込む不安があって、連載をちょっと迷い中。。。
…そんなこんなで煩悩だらけのクリスマスでした(大笑)
義兄弟の第10話、2回目です。
突発で思いついたので、クリスマス話と冬/至ネタの順序が逆ですが…まあ、いいや(苦笑)
「あ」
この数日、帰宅途中に店に寄って買おうと思っては、つい真田とのジョグもどきの帰路が楽しくて後回しにしていた。
「ええ香りや…」
真田の手元に顔をよせると、柚/子の芳香が漂った。
あまりによい香りなので、つい。
「…真田さんも一緒にどうすか?」
そう誘っていた。
「―――そうしよう」
嶋本に柚/子を手渡すと、真田は一旦脱衣所に戻った。
(べ、別に普通やんな?!今の流れで風呂に誘うんのは…)
湯船に戻りながら、嶋本は思いがけず招いた真田と一緒の入浴に緊張した。
すいと扉を開けて浴室に入って来た真田は、当然全/裸で。
仕事柄、見慣れているはずのそれに思わず赤面する。
保/大の先輩後輩で、今は同僚で上司部下で、最近思い出したところでは義理の兄弟で…更に加えて、つい先日からは恋人でもある。
仕事を離れると、特に最後の『恋人』を意識せざるを得なくて、己の挙動不審ぶりに嶋本は内心うろたえた。
真田は速やかに身体を流し終えると、さっさと湯船に入ってくる。
「狭いな」
「あ、オレ、もう出ます」
「その必要はない」
そう答えるなり真田は器用にポジションを入れ替えて、嶋本を自身の身体の前に置き、背後から腕を回した。
「これでちょうどおさまる」
「…はい」
他に答えようがなく、でもこのままやったらすぐにのぼせそうや、と思った嶋本が真田と一緒に浴室を出られたのは、結局1時間近くがたってからだ。
おまけ解説。
お兄ちゃんは弟の風呂を覗くために、今回の作戦をたてました(おい)
嶋本と一緒に行動して、柚/子を買いに行かせない…というだけの話ですが。
でもまさかまさかで、嶋本から一緒に風呂に入ろうと誘われて、内心大喜びです。
こんなお兄ちゃんで、ホントにごめんなさい…
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
さなだのレベルがあがった!
さなだの「わるだくみど」が1アップした!
しまもとのレベルがあがった!
しまもとは「さそい◎け」をおぼえた!
さなしまのレベルがアップした!
「いっしょにおふろ」をクリアした!
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
昔懐かしフ/ァ/ミ/コ/ン風味なら、こんな感じ?(大笑)
突発で思いついたので、クリスマス話と冬/至ネタの順序が逆ですが…まあ、いいや(苦笑)
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
この数日、帰宅途中に店に寄って買おうと思っては、つい真田とのジョグもどきの帰路が楽しくて後回しにしていた。
「ええ香りや…」
真田の手元に顔をよせると、柚/子の芳香が漂った。
あまりによい香りなので、つい。
「…真田さんも一緒にどうすか?」
そう誘っていた。
「―――そうしよう」
嶋本に柚/子を手渡すと、真田は一旦脱衣所に戻った。
(べ、別に普通やんな?!今の流れで風呂に誘うんのは…)
湯船に戻りながら、嶋本は思いがけず招いた真田と一緒の入浴に緊張した。
すいと扉を開けて浴室に入って来た真田は、当然全/裸で。
仕事柄、見慣れているはずのそれに思わず赤面する。
保/大の先輩後輩で、今は同僚で上司部下で、最近思い出したところでは義理の兄弟で…更に加えて、つい先日からは恋人でもある。
仕事を離れると、特に最後の『恋人』を意識せざるを得なくて、己の挙動不審ぶりに嶋本は内心うろたえた。
真田は速やかに身体を流し終えると、さっさと湯船に入ってくる。
「狭いな」
「あ、オレ、もう出ます」
「その必要はない」
そう答えるなり真田は器用にポジションを入れ替えて、嶋本を自身の身体の前に置き、背後から腕を回した。
「これでちょうどおさまる」
「…はい」
他に答えようがなく、でもこのままやったらすぐにのぼせそうや、と思った嶋本が真田と一緒に浴室を出られたのは、結局1時間近くがたってからだ。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
おまけ解説。
お兄ちゃんは弟の風呂を覗くために、今回の作戦をたてました(おい)
嶋本と一緒に行動して、柚/子を買いに行かせない…というだけの話ですが。
でもまさかまさかで、嶋本から一緒に風呂に入ろうと誘われて、内心大喜びです。
こんなお兄ちゃんで、ホントにごめんなさい…
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
さなだのレベルがあがった!
さなだの「わるだくみど」が1アップした!
しまもとのレベルがあがった!
しまもとは「さそい◎け」をおぼえた!
さなしまのレベルがアップした!
「いっしょにおふろ」をクリアした!
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
昔懐かしフ/ァ/ミ/コ/ン風味なら、こんな感じ?(大笑)
義兄弟の第10話、1回目です。
昨日、突発で思いついた冬/至ネタです。
年末も押しせまり、冬らしい寒さが到来している。
街を行く人々は一気に真冬の装いに姿を変えたが、真田の車が車検中のこの数日、嶋本は真田と一緒に走って帰って来ることが多く、本格的な冬支度はまだだった―――むしろ、暑い。
だが汗をかいたままでは、屈強のトッキュー隊員とて風邪を引く。だから帰宅すると、真田と交互に風呂に入って汗を流すのだけど。
今日は真田から先に入浴するよう進められ、半ば強引に浴室に押し込まれた。
(…なんやろ?)
疑問を覚えつつも、甘えて先に風呂に入った。
湯に浸かって筋肉を揉み解す。
気持ちよさに思わずため息がでるが、後には真田がいる。あまり長風呂をするわけにはいかない。
あと1分で出よう、と決めて、湯船に身体を沈めた時。
隣の脱衣所で人の気配がした。
「嶋」
扉を開けられて目を見張り、瞬時に立ち上がる。
「そうじゃない、嶋。呼び出しじゃないんだ」
「…そうですか」
湯船から飛び出す勢いだった肩を押さえられ、嶋本は体の力を抜いた。
「すまん、驚かせた」
「いえ…ていうか、服濡れてる!」
嶋本の動きで湯が飛び散ったところへ近づいたのだ。ある意味、当然のことだった。
「すんません!すぐに出ますから!」
「嶋本」
真田がなだめるように、嶋本の肩をたたいた。
「今日は冬/至だろう。柚/子/湯にしないか」
続きは次回…
昨日、突発で思いついた冬/至ネタです。
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
街を行く人々は一気に真冬の装いに姿を変えたが、真田の車が車検中のこの数日、嶋本は真田と一緒に走って帰って来ることが多く、本格的な冬支度はまだだった―――むしろ、暑い。
だが汗をかいたままでは、屈強のトッキュー隊員とて風邪を引く。だから帰宅すると、真田と交互に風呂に入って汗を流すのだけど。
今日は真田から先に入浴するよう進められ、半ば強引に浴室に押し込まれた。
(…なんやろ?)
疑問を覚えつつも、甘えて先に風呂に入った。
湯に浸かって筋肉を揉み解す。
気持ちよさに思わずため息がでるが、後には真田がいる。あまり長風呂をするわけにはいかない。
あと1分で出よう、と決めて、湯船に身体を沈めた時。
隣の脱衣所で人の気配がした。
「嶋」
扉を開けられて目を見張り、瞬時に立ち上がる。
「そうじゃない、嶋。呼び出しじゃないんだ」
「…そうですか」
湯船から飛び出す勢いだった肩を押さえられ、嶋本は体の力を抜いた。
「すまん、驚かせた」
「いえ…ていうか、服濡れてる!」
嶋本の動きで湯が飛び散ったところへ近づいたのだ。ある意味、当然のことだった。
「すんません!すぐに出ますから!」
「嶋本」
真田がなだめるように、嶋本の肩をたたいた。
「今日は冬/至だろう。柚/子/湯にしないか」
>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡>゜)))彡
続きは次回…